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2020年09月のアーカイブ

再エネの主力電源化

私 福留修蔵は、自然エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 ある東京大学教授はわが国における脱炭素化を実現する為に、再生可能エネルギーの主力電源化を急ぐべきと唱えておられます。その教授は『再エネの主力電源化とそのためのインフラの増強・整備は、化石燃料の支払いで国富を海外に流出する代わりに、国内に新たな投資を喚起しビジネスと雇用を創出する』と主張され、『再エネ主力電源化に向けた施策の具体化と諸制度の再構築を加速する必要がある』と提案されています。
 これまでは送電網は先に送電線に接続した電源が優先されてきた為、再エネのような新規電源はなかなか送電網に接続できないという課題がありました。しかし、送電網が混雑していない時には再エネも送電できる「ノンファーム型接続」が21年には実現される見通しですし、さらには混雑時でも再エネが優先して送電できるようルールの見直しも検討されるようです。
 本年7月には経済同友会も再生エネによる電源割合を2030年には40%にすべきと提言しました。また、経済産業省も非効率石炭火力のフェードアウトと再エネの主力電源化への実効性のある仕組み作りを検討すると表明しました。
 激甚化する自然災害や気候変動への危機感を背景に、脱炭素化の動きは世界中で尚一層加速していくものと思われます。
 わが社も小さな一民間企業ではありますが、引き続き地道に且つ着実に再生エネルギーによる電源開発に日々注力して参りたいと思います。
以上