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2020年11月のアーカイブ

世界第3位の地熱エネルギー

私 福留修蔵は、自然エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 日本はその潜在的な地熱資源量(地熱エネルギー)が2,300万kw超と米国、インドネシアに次ぐ世界第3位の地熱資源大国だそうです。従って、日本の再生可能エネルギーの本命と期待されて来ましたが、太陽光の発電量が8年間で約8倍になったのに比べ地熱発電は2割しか増加していません。これにはいくつか理由があるようですが、大きな理由としては太陽光や風力よりもはるかに投資額が大きい為と言われております。また、日本では地中の高温高圧の水溜まりである「地熱貯留層」の規模が海外に比べ小さく大規模発電所が造れる場所が少ないというのも普及が遅れている理由のようです。しかしながら、10万kw以上の大規模地熱発電所ばかりに目が向いているが故の問題があるかと思います。つまり5,000~20,000kwの中小規模地熱発電という発想が欠如しているのです。日本での地熱発電の計画は5万~10万kwの規模の案件が主流となっているようですので、候補地も限られ又投資額も莫大な金額にならざるを得ません。ところが、中小規模地熱発電という視点で見直せば可能性のある候補地は大きく広がりますし、投資額も知恵や工夫によりかなり安価にすることができるはずです。一般的に、発電所は大規模であればあるほど効率がよいとされていますが、日本の資源の実態に沿った計画でなければ実現は難しいことは明らかではないでしょうか。
 わが社としては、世界第3位であるわが国のこの膨大なる地熱資源を大いに活かすべく中小規模地熱発電の展開を是非実現させたいと思っております。その為にも、全社一丸となりわれわれの知恵と工夫を総動員し取り組んで参りたいと存じます。
以上