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エネルギー安定供給

私 福留修蔵は、再生可能エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 昨今の東欧における残念な情勢が、燃料資源や食料の安定供給に大きな影響を及ぼしています。
 ロシア産原油は世界生産の約1割を占める為、その供給不安から原油価格が急伸しました。又、一般炭においてもロシア産は世界輸出の約2割を占めることから、豪州産一般炭価格は短期間で50%も値上がりしてしまいました。
日本国内でも、サハリンからの原油や天然ガスの調達について、欧米勢が撤退を表明する中で、エネルギーの安定供給の観点からその対応が議論されています。
 一方で当然のことながら、米国ではシェールオイルの増産への取組みが加速しているようですし、あらゆる国で原油や天然ガスの供給量を増やす動きが活発化しています。
 今迄、薄々感じていたものの、今回改めて資源が偏在する化石燃料への依存が国の安全保障をも揺るがす大きな問題であることを強く認識することになりました。
 当然のことながら、化石燃料依存度をさらに削減し再生可能エネルギーや原子力をエネルギー安全保障の軸として再設計すべきとの議論が巻き起こっています。
 そもそも、脱炭素を背景に化石燃料への依存度を下げる動きが世界中で進んでいましたが、これを機に資源保有国の事情に左右されない再生可能エネルギーの重要性がより注目されることになると思います。
 わが社が現在注力しています地熱発電は、100%自国の資源を活用し、且つ365日24時間弛まなく発電できる完璧なエネルギー供給システムであります。世界情勢が不安定化する中で、最も理想的な発電システムである地熱発電を広く普及させるべく全社一丸となって邁進して参ります。
以上