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FIT制度

私 福留修蔵は、自然エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 "FIT"とは「Feed-in Tariff」の略で再生可能エネルギーの固定価格買取制度のことを表します。経済産業省が管轄していますが、この制度は2012年度に太陽光発電を40円/kw(税別)で電力会社が買い取る形で始りました。その後、太陽光発電設備の価格が下がったとの理由により、買取価格は2013年度には36円/kw(税別)に2014年度には32円/kw(税別)に引き下げられて来ました。そして、最近の新聞によれば経済産業省は2015年度の買取価格を27円/kw(税別)と20円台にまで下げることを決定したようです。
 もともと太陽が輝く日中しか発電しない太陽光発電は電力会社にとっては安定しない電源として敬遠される傾向にありましたが、FIT制度導入後太陽光発電設備が一機に大増設された為、参入障壁を高め新規の増設を抑え込もうとの意向が見え隠れします。
 当然、買取価格が下がれば採算は悪化しますので太陽光発電への投資は減るでしょうし、設備の価格競争はさらに激化することは間違いありません。そのような環境下なのでわが社の事業も厳しくなるだろうとのご指摘を受けることが多くなりました。しかしながら、私としては反って好ましい環境になりつつあると考えております。競争が激しくなれば淘汰が進み、実力のある会社しか生き残れなくなるでしょう。わが社はもともと土木会社から出発した経緯があるので社員は現場で鍛えられてきました。自らで全て施工して参りましたので、現場の数だけ新たな知恵と工夫が積み重ねられ合理化が進み、より短期間より低コストで施工できる力を身に付けることができました。
 大手企業や海外の有力企業がひしめく自然エネルギー業界なので楽観は全く許せませんが、環境が厳しくなればなるほどわが社の社員もさらに努力しより強い会社になれるものと信じております。
 引続き社員一丸となって自然エネルギー事業に邁進して参ります。

以上