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2019年12月のアーカイブ

バイオマス発電用 木質燃料

私 福留修蔵は、自然エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 新聞によりますと、2030年のわが国に於けるバイオマス発電の為の燃料の需要が木質ペレット換算で年間3,000万トンになるとのことです。これは、バイオマス発電所が2019年度以降 毎年50~100万KWペースで増えて行くという見通しから必要とされる燃料を算出した数量です。
 しかしながら、現時点での木質ペレットのわが国の調達量は国産と輸入を足してもわずか120万トンに留まっているのが実情とのことです。しかも、その内9割が輸入品に頼っているそうです。これには理由があり、森林の多くが平地であるアメリカ等に比べ、日本の森林は多くが山にありその伐採や運搬には手間とコストが掛り、結果として価格も高価にならざるを得ない為とのことです。又、高齢化により林業従事者が少なくなっていることも背景にあるようです。
 今や石炭や石油を燃やしていた火力発電がバイオマス発電に移り変わりつつあるのは世界的な現象となっております。従って、木質燃料の需要は今後世界的にものすごい勢いで伸びて行くことは間違いありません。
 バイオマス発電所を計画し建設するわが社にとりましても、木質燃料の調達は極めて重要な課題であります。従って、以前から世界のいくつかの地域において木質燃料調達の為にわが社独自の取組みを開始しております。具体的には、その国の法律や土地や森林の権利についての調査や現地関係者との交渉を進めており、その為に必要な人材も確保し各地に配置しております。
 木質燃料に対しては、既にいろいろな会社がそれぞれに動いていることとは思いますが、わが社として他社よりも一歩先んじられる様 引続き社長である私が先頭に立って世界中を飛び回って参りたいと思っております。


以上