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世界における環境問題

私 福留修蔵は、自然エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 新聞によりますと、マイクロソフトは2030年迄に二酸化炭素(CO2)排出量を実質マイナスにすると発表したそうです。2025年迄にデータセンターや社屋で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄い、2030年迄に会社敷地内使用の自動車も全て電気自動車に変え、社屋建設の為の資機材や社員食堂の食事の内容にまで踏み込みCO2実質マイナスを目指すそうです。そもそもマイクロソフトはクラウドサービスやソフトウェアを主体とする為、製造業に比較しカーボンネガティブに取り組み易いと思われますが、世界をリードする大企業がこの様な目標を掲げることは、民間企業として本気で環境問題に取り組む姿勢とは何かを問い掛ける大きな切っ掛けになることでしょう。
 また、ドイツのメルケル首相もCO2排出削減に取り組むべく2038年迄にドイツ国内における脱石炭火力を実現する為、関係するドイツ国内4つの州と合意に達したと発表しました。既にドイツは2022年迄に原子力発電を全廃し再生可能エネルギーを電力の軸とすることを決めています。
一方、ドイツでは石炭火力発電が今でも盛んであり約2万人の雇用を抱えているそうです。しかしながら、欧州内のCO2実質ゼロへの動きの中でドイツも行動を起こすべきとの世論が盛り上がり、激しい議論を経ながら脱石炭へ大きく舵を切ることとなったようです。
 地球環境問題、温暖化対策にはいろいろな意見があり、またいろいろな考え方がありますが、世界的大企業や大国の責任ある行動がより尚一層問われ始めているのは事実かと思います。
 わが社としましても、わずかばかりのことではありますが、再生可能エネルギーの発展、普及に引き続き少しでも関わり貢献できればと考えております。
以上