私 福留修蔵は、自然エネルギーを普及させる会社を経営しております。
　先日、わが社の幹部社員のひとりが結婚式を挙げました。会社の黎明期から共に苦労した社員なので喜びも一入（ひとしお）であり、式の最中には度々目頭が熱くなりました。
会社を立ち上げて以来、経営者として社員が結婚して家族を養っていけるような会社にすることが正に目標のひとつでした。従って、苦労を掛けた社員が実際に家庭を持とうと考え結婚に踏み切ってくれるようになったことは、何より嬉しいことであり正直ホッとしております。

　自然エネルギーのビジネスは東日本大震災以降の国の政策もあり昨今急速に伸びております。しかしながら、一方で国の政策がある日突然変わってしまえば、一気に萎んでしまう恐れもある業界です。
地球環境の為にもCO2削減に貢献できる自然エネルギーは今後もますます増設されるべきと判断し、わが社としてはこれからも全力で取り組んで参りたいと考えております。しかし一方で、国や電力会社の顔色を伺いながらの経営ではいつ梯子を外され苦境に陥るかも判りません。
従って、どんな時代になっても本当に必要とされる自然エネルギーの展開の仕方・仕組みを考え抜き、第三者の方針転換にも揺さぶられない確固たる信念のある会社経営が必要とされております。
　会社幹部の結婚にあたり、改めて社員の生活をしっかり守ること、社員がより幸福になることの重要性を噛み締めております。
その為にも、目先の利益だけを追い掛けず、少々遠回りでも自分達の信念と意志に基づいた強い経営を心がけねばならないと改めて考えております。
以上