私 福留修蔵は、再生可能エネルギーを普及させる会社を経営しております。
　新聞によりますと、世界の天候不順が再生可能エネルギーによる発電に打撃を与えているそうです。昨年2021年には世界各地で干ばつや寒波、熱波などによる自然災害が相次ぎ、太陽光や風力、水力の発電所の稼働率が低下し、地域によっては大規模な停電も発生したようです。
　本来、地球温暖化を防ぐ為に再生可能エネルギー発電所を増やしてきた訳ですが、気候変動の猛威により再生可能エネルギーを十分且つ効果的に活用できていないという状況に陥っています。
　中国の遼寧省では、同地域の電源構成の17%を占める風力発電が、昨年8月に風量が落ち発電量が通常の10分の1にまで低下しました。又、風力が電源構成の20%を占めるスペインでも昨年9月には風量低下により発電量が対前年比20%も減少しました。他にも干ばつや少雨による水力発電への影響や、日照不足による太陽光発電の低下が世界各地より報告されています。
　地球温暖化の悪影響を防ぐ為の再生可能エネルギーですが、地球環境の変化のスピードに残念ながら追い着いていないということかも知れません。
　このような記事を目にしますと、やはり地熱発電の重要性を強く感じざるを得ません。地熱発電は地熱という貴重なエネルギーを源とし、風量や日照量はもちろん、少雨や干ばつにも影響されず24時間、365日 燃料無しで発電し続けてくれます。しかも、日本はアメリカ、インドネシアに次ぐ世界第3位の地熱資源国なのです。
　現在、わが社は、この地熱発電を日本国中に広く普及させることを目標とし日々弛まない努力を続けております。
　以上