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COP26

私 福留修蔵は、再生可能エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 先般、イギリスのグラスゴーにて第26回国連気候変動枠組み条約締結会議(COP26)が開催され成果文書である「グラスゴー気候合意」が採択されました。
 最も注目された議論のひとつは石炭火力を巡る表現だったそうですが、インドや中国の理解が得られず、「段階的廃止」ではなく「段階的削減」とその表現は弱められました。さらには、ヨーロッパ諸国を中心に「ガソリン車の販売停止」等が叫ばれ有志連合による合意がなされましたが、日本・米国・中国が賛同せずその実効性には疑問符が付いたようです。
「産業革命前からの気温上昇を1.5度以内」という目標には各国とも賛意を示すものの、その達成の為に2030年時点の温暖化ガスを2010年比で45%減らす方策については、それぞれの国の事情や思惑により実効性のある明確な具体策はまとまらず、現状のままでは逆に13.7%増えてしまうという指摘もあるようです。
 会議では、途上国支援の為の先進国による明確な資金拠出や、化石燃料に対する補助金の段階的廃止及び森林の保護 等、多岐に渡り議論が行われたようです。そして、当然のこととして、クリーンな発電方法の普及やエネルギー効率の向上努力、そして再生可能エネルギーへの投資奨励が確認されました。
 世界各地での気象災害の激甚化を考えると温暖化対策が待ったなしの課題であることは間違いありません。わが社の目指すものも『クリーンエネルギーで地球環境の危機を救う』ことです。極めて小さい会社であり誠に微力ですが、出来ることをいち早く実行し地球環境の改善に僅かでも貢献できればと考えております。
以上