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COP27

私 福留修蔵は、再生可能エネルギーを普及させる会社を経営しております。
 エジプトで開催されていたCOP27が閉幕致しました。新聞記事では、気象災害で「損失と被害」を受けた途上国を支援する基金の創設は決まったものの、温暖化ガスの排出削減ではめぼしい進展はなかったとありました。気温上昇を産業革命前に比べ1.5度以内にするという「パリ協定」の目標を達成する為には2030年までに2010年比で排出量を45%減らす必要があるようですが、現状のままですと逆に10%以上増えてしまうことが懸念されています。
 一方、わが国でも政府が2020年に、カーボンニュートラルを2050年に達成することを宣言しました。それに追随し、472社の企業がカーボンニュートラルを目標にすることを宣言しています。しかしながら、宣言した企業の約80%は目標設定を2050年以降としているそうであり、本気度が強く伝わって来ませんしのんびり感が否めません。
 経済産業省は、2021年のわが国の再生可能エネルギーの割合が初めて20%を超え20.3%になったと発表致しました。それはそれで進歩ではありますが、しかしながら43.6%のドイツや43.1%のイギリス等の欧州主要国と比べると大きく立ち遅れていますし、中国でさえ既に30%近く普及しているようです。政府は2030年の電源構成の36~38%を再生可能エネルギーにすることを目標にしていますが、あと10年足らずで倍近くに普及させるには国を挙げて相当の覚悟を持って本気で取り組む必要があることは間違いありません。
 わが社も、誠に微力であり且つ日々難題に遭遇しておりますが、一日も早く、そして少しでも多くの再生可能エネルギーによる発電所を増やしたいとの熱い想いを持って全社一丸となり前に進んでおります。
以上